永住申請の理由書作成テクニックを大公開!許可されるかどうか8割決まる!
永住申請をする際に必要な書類はたくさんありますが、中でも一番重要なのは「理由書」だということをご存知でしょうか?正直、永住申請が許可されるか、されないかは理由書で決まると言っても過言ではありません。
そこでこのページでは、許可されやすい理由書の作成テクニックをテンプレート付きで解説していきたいと思います。この記事を参考に、ぜひ許可される理由書を仕上げてくださいね!
理由書ってなに?
すでにご存知かとは思いますが、ここで改めて理由書についてお伝えしていきたいと思います。
理由書とは、“なぜあなたが永住権を取得したいのかということを自分の言葉で書いた書類”のことです。文字通りの意味合いですね。
<補足:配偶者は必要ありません!>
もし、あなたが日本人の配偶者、もしくは既に永住権を取得した方の配偶者である場合、申請する際に理由書は必要ありません。
申請に必要な書類の詳細は法務省のホームページをチェックしてみてください。
ちなみに、基本的には日本語で書くことが多いですが、もし日本語以外の言語で書く場合は日本語に翻訳した翻訳文が必要になります。
(理由書の目的)
“何で理由書なんか書かないといけないの?”と思うかもしれませんが、理由書には審査官が申請者の状況を理解しやすくするためという毅然とした目的があります。
理由書を読むことで申請者の大まかな概要が掴みやすくなるんですね!
これで完ぺき|理由書の書き方
理由書がなぜ重要なのかはお分かりいただけたかと思います。では次に、一番気になる“理由書の書き方”をご紹介していきましょう。
こんなことを言うと元も子もないのですが、理由書の書き方は自由です。事実、法務省のサイトに「永住許可を必要とする理由について、自由な形式で書いて下さい」という風に記載されています。ただし、書類としての形式に沿うことが前提です。自由に書いていいと言われたからと言って、形式がぐちゃぐちゃだったら読みにくいですからね。笑
じゃあどんな形式で書けばいいのでしょうか?さっそく、テンプレートを用いて見ていきましょう。テンプレートはこちらです。
上記のとおり、必要な項目は以下のとおりです。
・氏名・生年月日・住所などの基本情報
・現在までの在留状況
→ 永住ビザを取得するためには通常10年以上の在留歴が条件となっています。日本での安定した定住をアピールするためにも、入国から現在までの在留状況は必ず説明しましょう。また、交通違反がない、素行が良いこともアピールして損はありません。
・今後の見通し(仕事や収入など)
→ 永住申請の条件には“日本で暮らしていける経済力があること”も含まれています。理由書には、きちんとした職業に就いて安定した収入があることも記載しましょう。
・永住者になりたい理由
→ 日本に永住するに値するだけの理由が必要です。一例として、“家族も日本にいて日本で仕事をしている”など、生活基盤が日本にあることを伝えれば良いかと思います。
※書く内容は特に決まってはいませんが、入国審査官が知りたい情報を記載することが大事です。
これはNG!理由書を作成するときの3つの注意点
ではここで、理由書を作成する際の注意点も確認しておきましょう。
注意点は全部で3つあります。
1.誰かに代筆してもらう
2.ネット上に載っている理由書を真似して書く
3.虚偽の記載をする
(1.誰かに代筆してもらう)
理由書は、自分の言葉で自分の状況や永住ビザを取得したい気持ちを伝えることが大事です。いくら文章を書くのが下手くそだからと言って、第三者に代筆してもらってはいけません。あくまで内容を添削してもらうことをおススメします。
(2.ネット上に載っている理由書を真似して書く)
書き方が分からないとついつい調べたくなりますよね。“こんな風に書くんだ~”と参考程度にするのは構いませんが、他の方が書いた書類をそっくりそのまま文章として使うのはやめましょう。真似してもバレないかもしれませんが、数々の理由書を読んでいる入国審査官からすると、“ありきたりな理由書で個性が見えない”と思われてしまいます。理由書を書くことは一生にそう何度もないわけですから、自分の人生の振り返りと思ってあなたの人柄が少しでも伝わる文章を心掛けましょう。
(3.虚偽の記載をする)
一番ダメなのは理由書に虚偽の記載をすることです。審査官はプロです。“これくらいバレないか!”とちょっとでも嘘を書いた時点で許可は下りないと思った方がいいでしょう。また、理由書に書いた内容と、提出書類に矛盾がある場合も許可が難しくなります。
※場合によっては罪に問われる可能性もあります。十分注意しましょう。
理由書と同じくらい大事なのは証拠
さて、ここまでで理由書がいかに大事かお伝えしてきました。しかし、やはり論より証拠で、どんなに一生懸命理由書を作成しても、記載した内容を証明する証拠がなければ完全に信用することはできませんよね。そのためには、理由書に書いたことを証明するための書類が必要です。
証明書類の一例は、以下を参考にしてみてください。
・収入を証明する書類:納税証明書・所得課税証明書・源泉徴収票など
・事業を行っている人:見積書・業務委託契約書・事業計画書など
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、許可される理由書の作成方法や注意点などをご紹介していきました。理由書は、まずは正直に自分の言葉で書くことが大事です。その上で内容が不安なのであれば、行政書士などの第三者に添削してもらうのがいいでしょう。
何度もしつこいようですが、嘘だけは書いてはいけません。ぜひ、このことだけでも頭に入れておいてくださいね。